みどころ Highlight
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なぜ、“禅とジブリ”なのか
ジブリ作品を通して、禅に触れる
スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫氏が、禅僧と奔放に語り合った著書『禅とジブリ』。ジブリの名作から、死生観や人生哲学などを禅的に読みとき、宮﨑駿・高畑勲両監督との映画制作の経験に照らして禅を語った一冊です。
本展は、この本を原点として生まれました。 -
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宮さん(宮﨑駿監督)と僕の一番の共通項は、四十年付き合って過去の話をしたことがないこと。
いつも「今、ここ」なんです。――鈴木敏夫(『禅とジブリ』淡交社より)
この言葉には、禅のものの見方がよく表れています。過去でも未来でもなく、「今、ここ」にいること。
本展を訪れた方が、忙しい日常のなかでも、その感覚を日々の暮らしへ持ち帰っていただけたら…
そんな願いを込めた展覧会です。
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『あっちの世界、こっちの世界』
青サギに誘われて、あっちの世界へ?
本展では、第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞®を受賞した最新作『君たちはどう生きるか』の世界を中心に、ジブリ作品を通して禅に触れていきます。青サギに導かれ、太陽の間から時の回廊へ。異世界への扉を覗くと、そこには様々な作品で描かれてきた様々な“あっちの世界”が広がっています。
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『お茶をどうぞ』
多くのジブリ作品は、宮﨑駿監督と鈴木敏夫プロデューサーとの間で日々繰り広げられる禅問答のような会話から生まれました。トトロとサギ男がお茶を淹れながら迎え入れてくれる不思議な空間で、少し可笑しな、ふたりのジブリ問答もお楽しみに。
鈴木「ふぅ~ 映画の興行疲れましたよね…」
宮﨑「“君たちはどう疲れたか”」
鈴木「ハハハ(笑)」
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『うまれるところ』
鈴木プロデューサーと3人の禅僧による対談から生まれてきた言葉たちを、作品の場面写真とともにご紹介。また、鈴木プロデューサーが描いた絵に、野沢龍雲寺の細川晋輔住職が賛を添えた“ジブリ禅画”も展示します。禅とジブリ、その言葉が妙に腹落ちする瞬間があるかもしれません。
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© 2004 Diana Wynne Jones/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDMT -
© 2001 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NDDTM
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©Hayao Miyazaki/Toshio Suzuki
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『それぞれの禅』
「禅」とは本来、特定の仏教の宗派を指すのではなく「本当の心」を探求する言葉だったとか。日常の営みを通じて「本当の心」に迫ろうとする修行僧たちの生活を、実際の生活用品などとともに紹介します。
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Photo by Kanyada
このような営みは禅僧だけの専売特許ではありません。どんな職業であっても、世界のどこにいても、それぞれの立場で「禅」は実践され、日常や仕事、生き方に取り入れられてきました。本展では、僧侶ではなく一居士(在野家の修行者)でありながら禅を「ZEN」として世界へ伝えた鈴木大拙さん、京セラを創業し JALを再建した稀代の経営者でありながら人生そのものを「心を磨く修行」として生きた稲盛和夫さんもご紹介。生前に遺した貴重な書やゆかりの品を展示します。
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写真提供:鈴木大拙館 -
写真提供:京セラ株式会社
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『この時代をどうやり過ごすか』
「宮さんは絵を描き、僕は字を書く。」この言葉通り、鈴木敏夫プロデューサーはスタジオジブリの映画や展覧会のポスター題字を書き続けてきました。時にはペンで、時には筆で。そんな中で夢中になったものの1つが、江戸時代の禅僧・白隠慧鶴による禅画。それは「禅とジブリ」誕生のきっかけにもなりました。本展では、鈴木プロデューサーによる書画も多数展示します。お気に入りの一言を見つけてください。
Calligraphy by Toshio Suzuki